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インタビュー

山本圭さん
  

山本圭ドラマ「若者たち」の思い出

やまもと・けい

Q. 「若者たち」は60年代を代表する伝説の青春ドラマとして知られていますが?
今よりも当時の方がドラマの本数自体は多かったですね。しかし、撮影には何かと制約が多く、時間もお金もかけられなかった。それでも、素晴らしい演出家と脚本家、スタッフたちと一緒に仕事をする機会に恵まれました。台詞は、表現がストレートでした。荒削りというよりも、本当に削りたてのような表現で、シナリオは毎回違う脚本家の方が書いていました。当時はファックスがないから、稽古中によく電話がかかってきました。それで、本番の撮影をしていると、脚本家の方からまた電話がかかってきて、また撮り直しということもよくありましたね(笑)本当に放送ギリギリまで、現場で撮影していましたので、よく34話まで続いたものだと思います。

Q. 途中で打ち切りの危機もあったという伝説もありますが?
第3話目くらいで、視聴率低迷による打ち切りという話が出ましたが、「こういうドラマこそ是非やってほしい」というスポンサーや視聴者の声に支えられて、続行することになりました。それと同時に、主題歌『空にまた陽が昇るとき』もヒットし始めましたね。第33話『さよなら』は、在日朝鮮人兄妹の結婚問題を通じて民族問題に遡及する内容でしたが、当時の国際関係に配慮して放送中止になりました。放送の数日前に北朝鮮の漁船員の亡命事件が発生した経緯があったのです。「台詞に問題はあるが、放送した方がいい」という話し合いが行われたと聞いていましたが、放送中止はやむをえなかった。「もう日の目を見ることはないだろう」と思っていただけに、感無量ですね。

Q. DVD‐BOXは山本さんもご覧になるのでしょうか?
実は当時、寝る暇もないほど忙しくて…(笑)このドラマ自体、僕はあまりよく見ていないんです。午前3時までリハーサルして、翌朝7時からロケだったり、1シーン撮るのに30分以上かかったりしましたからね。スタジオに2日間こもることもザラで、倒れてましたね、みんな(笑)(田中)邦さんが倒れたときは、「それじゃ、寝てるシーンにしよう」ということになったりしました。全編を一挙に見ることができるのも有難いですが、監督の森川さんが今回新たに撮影・編集し直した「佐藤家」の全景カットも楽しみですね。

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