身体は弱いが心優しく、知恵に溢れる大店の若だんな(手越祐也)は、頻繁に起きている大地震の轟音の中に自分を呪う声を聞いてしまう。ところが、どうやら若だんな以外は感じていない様子。そんな不安を抱いていた矢先―。
齢三千年のお祖母様・おぎん(十朱幸代)からのお告げで、腹違いの兄・松之助(岡田義徳)や齢千年の神獣かつ手代である仁吉<白沢>(谷原章介)と佐助<犬神>(高杉亘)の二人、鳴家(やなり)ら妖たちと箱根の湯治へ行く事に! 羨ましがる親友の栄吉(高木雄也)や大工の棟梁(阿南健治)に見送られて……。
初めてお江戸を出て、初めて長崎屋の持ち船の弁財船に乗り、初めて親である藤兵衛(岸部一徳)、おたえ(真矢みき)と離れ、初めて旅をする!初めて尽くしの若だんなはドキドキ、湯冶で身体が丈夫になれると聞いてウキウキ、だったのだが―。




