高杉瑞穂ファーストDVD「Montage」
高杉瑞穂スペシャルインタビュー
− DVDの見所をお話しいただけますか
自分は演技者なので、素の自分を見せるよりも演技者として何を見せられるかということで、一人芝居をしています。一応ストーリーというか話の本筋はあるのですが、エチュード(即興劇)の要素も入れて、物語をどう見るかというのはお客さんに委ねてます。これまで自分が築いてきた感性などをこのDVDの30分で見せられたらなと思いました。
− これまでもミステリアスな役柄が多いですが、DVDもそういう内容にしようということだったんですか。
その(ミステリアスな)トーンが好きだと周りの方も仰ってくれていたので、もし高杉瑞穂という役者をお客さんに見せるのであれば、そこを追求していきましょうということになりました。でもすごく難しかったですね。脚本があれば楽なんですけど。ストーリーを、見てくれる人に委ねるという、想像が膨らむように演じるというのは初めてだったので、いい勉強になりました。
− 監督からの指示というのはあったのでしょうか
心の動きを表現できないと、上っ面になるし薄っぺらくもなるので、細かく指示してもらいました。心が動けば仕草や目の動き、表情や皮膚感も変わってきて、それは映像で伝わります。ストーリーをあえてはっきりさせていないだけに、ドラマよりも精神的に過酷でしたね。
− 「高杉瑞穂さんのDVD」を創り上げる上で、こだわった所はありますか?
プロデューサーは高杉瑞穂を見せたい、監督はお芝居を見せたい。で、僕が求めていることは心理のほうだから。その心理を構成に織り込むためにいっぱい話し合ったし、どこであれば僕が求めている限界まで行けるかって考えました。それをやらないと人には伝わらないと思うんですよね。このDVDでは、空想の中で演じた人物の心を知って下さいねっていうより、物語を想像してもらいながら割と楽に見られて邪魔にならないものにもしたかったですし、表現者ということも伝えたかったですし。
− 色々な要素が織り込まれたDVDですね。
何度も見られるように作りましょうというのもあって飽きない物語になっています。きっと1回目と5回目に見た時では違う物語が出来て、印象が変わってくると思います。表面で見ればわりと単純なストーリーに見えると思うんですけど、裏のお芝居を見つけようとすれば、また別のストーリーが見えてくると思います。
− ご自分で出来上がったDVDを見た感想はどう思われましたか。メイキングもありましたが
メイキングは自分で言うのは恥ずかしいですね。メイキングで何を伝えたいかっていうとパスタの作り方くらいですかね(笑)
− 朝食もバクバクと口にケチャップ付けながら食べていましたね(笑)。あれは監督からの指示ですか?
そうです!そうです!(照)。ああいうのは人のせい(監督からの指示といこと)に出来ますからいいですね(笑)。
作品については僕も初めての物だったのでこんな感じで仕上がるんだと感動しましたね。納得できる物が出来たと思っています。
− 特典映像の「俺のナポリタン」が気になったんですが
ここでの設定としては自分が彼女に料理を作ってあげるんですけど、料理が上手すぎてもダメだし、下手過ぎてもダメなんですよ。ある程度幸せでありその空気を邪魔せずに固定観念がない料理を作ろうとスーパーで材料を買うときに考えてたんですけど、ナポリタンって恋人同士の雰囲気や自分が作ってあげたいという心が可愛く映るんじゃないかなって思ったんですよね。これがリゾットとかだと出来すぎちゃうし(笑)、和食だと懲りすぎちゃうじゃないですか。僕、料理が好きなもので(笑)。
− 実はもっとすごい料理が作れちゃうんですね
作れちゃいますよ!もっと本格的に料理をやりたいというのもあって厨房でも働いてましたし。
− 高杉さんはいろいろな面で追及するのが好きなんですね。
そうですね。追求する事ひとつひとつに自分の向上心をぶつけてしまうんですね。「多趣味だけど広く深く」といけたらかっこいいなって思うんですよ。
− さて、DVDのロケ地は沖縄ですけど思い出とかありますか。
沖縄では毎日飲んでたんで記憶も定かではないんですけど、皆さん(僕の)被害者ですね(笑)。もうちょっと飲みましょうよ!とか言って(笑)。次の日、朝から撮影だったにもかかわらず。それで周りが止めてくれたという(笑)。
− DVDで気に入ってるシーンはどこですか。
全体を通せばたくさんありますけど、外で雨が降っていて、部屋の中で撮影したシーンです。そこの彼の心情が雨によっていい演出になったんじゃないかなと思います。相乗効果で切なさみたいなものが見えたんじゃないかと。普通は“晴れ”が天候に恵まれたという表現になりますが、あの時は“雨”が逆に天気に恵まれたという感じがしましたね。雨が降ってくれたお陰で雨音とか雫とか、そういう情緒が彼の葛藤、悲しみ、苦しみを表現してくれました。
− この作品で得たものは
自分が今まで学んできたことを語らずして演じるというのは初めての経験でしたし、30分の中で想像させる物語を作るっていうのは難しかったです。自分が培ってきたものを目一杯ぶつけられて、自分の限界も駄目なところも長所も良い意味で知る事が出来たと思います。自分を改められた作品でもありますね。

− これからどんな役者を目指していきたいですか。
仕事とか役者像とか自分の可能性は後からついてくるんじゃないかなと思っていて、今は特に目指すものとかは考えないようにしてるんです。何かを得ようとか、成し遂げようと言葉にして意志を働かせるのは大事なことだと思うんですけど今はまだそれをやらずにただ自分のスキルを磨いていきたいと思ってます。30歳という節目の時までに自分のスキルを上げて、役者像とか可能性はそこから考えていきたいと思ってるんですよ。今はとにかく自分の理解や判断基準を上げて視野を広げ、そういう状態で次の作品に巡り会いたいので、あんまりこういう役がやりたいとか欲張ってはいないですね。強いて言うならばもう一回『美しい罠』の槐をやりたいです。今なら違うものを生み出せるのではないかと思うし、自分を成長させてくれた役でもあるので、今この状態からまたぶつかってみたいですね。
| \3,990(税込) |
PCBP-11892 |
本編36分+特典映像27分 |
片面一層 |
COLOR |
MPEG-2 |
| スタンダード |
[製作国]
日本 |
発売元
ポニーキャニオン |
日本語 |
STEREO |
複製不能 |

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