
IWGP王座に3度君臨、通算防衛回数20回。黄金のIWGPベルトが最もよく似合ったのは橋本真也であった。新日本プロレスの強さの象徴として、会社の顔であるメインイベンターとして、幾多の死闘を繰り広げた橋本真也。実にIWGP王座のタイトルマッチは9年間で32回に上る橋本真也がIWGPの王座に初めて挑戦したのは89年4月24日の新日本プロレス東京ドーム初興行戦であった。IWGPベルトがかけられて行われた日本・米国・ソ連の3国トーナメントでのことである。橋本は1回戦で長州から初フォール。
準決勝では旧ソ連のビクトル・ザンギエフに足4の字固めで激勝、念願のタイトルを目前にした橋本はビッグバン・ベイダーと決勝で東京ドームの歴史に残る肉弾戦を展開。凶弾とも言えるベイダー渾身のラリアット2発の前に3カウントを聞いた。それから4年5ヵ月後の93年9月20日名古屋・愛知県体育館で行われたグレート・ムタ戦で橋本真也は悲願の初載冠。第14代王者になる。94年4月広島グリーンアリーナで藤波辰爾に敗れるまでの約半年間、武藤敬司、パワー・ウォーリアー、蝶野正洋、スコット・ノートンを相手に死闘を展開し王座を守った。
その後約1ヶ月で王座を藤波から奪還し、第16代王者となる。それからの橋本は藤原善明、長州力、パワー・ウォーリアー、蝶野正洋、馳浩、佐々木健介、天山広吉、スコット・ノートン、ロード・スティーブン・リーガルといった新日本プロレスのトップを相手に当時のIWGP最多防衛記録であるV9を達成する。95年5月3日に同じ闘魂三銃士である武藤敬司に敗れて1年保持したベルトは手放したものの、96年1月に団体抗争中であったUインターの高田延彦に王者武藤が破れベルトが他団体に流失。新日本の至宝奪還が義務付けられたタイトルマッチに新日本の切り札として出撃したのが橋本真也であった。この試合を橋本の名勝負のナンバー1にあげるファン、関係者は多い。96年4月29日東京ドームで宿敵・高田延彦を12分33秒、三角締めで下し見事に至宝奪還。3度目のIWGP王者に返り咲く。
王座途中にリニューアルされた2代目IWGPベルトを腰に小島聡、リック・フレアー、長州力、山崎一夫、小川直也、武藤敬司、天山広吉を下しV7を達成。
97年8月31日、横浜アリーナで佐々木健介に敗れたものの、IWGP王座に王座3度君臨、通算防衛回数20回の戦歴は新日本プロレス史上燦然と輝く記録といって過言ではない。
またIWGPタッグ王者としても橋本は第11代IWGPタッグ王者(パートナーはマサ斉藤)、第26代IWGPタッグ王者(パートナーは平田淳嗣)の2度君臨しており、他にも新日本プロレスの夏の風物詩「G1クライマックス」でも優勝一回(98年)、準優勝1回(95年)という輝かしい戦歴を残している。

「最後の爆勝宣言に1000本の紙テープが飛び、15,000人が泣いた」
2005年7月11日、午前10時36分横浜市内の病院で脳幹出血のためこの世を去った橋本真也さん。享年40歳。
プロレス・ファンは毎年7月11日を忘れないだろう。
7月15、16日に横浜市西区にある一休庵・久保山式場にて行われたお通夜と葬儀には橋本さんとのお別れのために2日間で約17,000人のファンが訪れた。
出棺の儀では九州朝日放送・高島宗一郎アナの語りに式場周囲の15,000人のファン、関係者が涙した。「闘魂三銃士の一等星となった橋本選手。IWGP最強王者の誇りと、自信に満ちた強さからは多くの勇気を与えられました。天下人の輝きを放つ一等星として天から勇気と希望、不屈の魂を優しく厳しく授けてください。破壊なくして創造なし!
ありがとう、破壊王!ありがとう、橋本真也!183センチ、135キロ、破壊王!橋本真也〜ぁ!」リング・コールが炎天下に響き渡ると「爆勝宣言」が東京ドーム級の大音響で流れ霊柩車が走り始めた。ファンが赤いテープを次々に投げ入れ1,000本以上の赤いテープが夏の日差しに飛んだ。15,000人のファンは泣きながら「ハッシモト、ハッシモト!」の大コールで霊柩車を見送った。
天真爛漫な性格から誰からも 愛された破壊王 橋本真也。
「彼が生きていれば・・・」という彼を惜しむ声はいまだに多い。しかし人間は前に進まねばならない。破壊王 橋本真也の魂を持って我々は歩いていくのだ。心からのご冥福をお祈りします。

学生時代は柔道で活躍。'84年4月、新日本プロレスに入門。同 年9月1日、練馬区南部球場特設リングにおける後藤達俊戦でデビュー。'87年10月に海外遠征へ出発し、'89年7月に凱旋帰国。同年9月にはM斎藤と組み第11代 IWGP タッグ王座に君臨。'90年7月より異種格闘技戦にも積極的に挑戦。'93年9月、第14代 IWGP ヘビー級王者に輝く。'94年5月、IWGP 王座2度目の君臨を果たし、歴代最多防衛記録V9を樹立。'95年7月、平田と組み第26代 IWGP タッグ王座に君臨し、'96年4月、第19代 IWGP ヘビー級王座に返り咲く。'98年8月には悲願のG1初優勝を達成した。'99年1・4東京ドームの小川戦後、5カ月間リングを離れたが、 6・8武道館で天龍を相手に復帰を果たす。
10.11 東京ドームで小川との再戦に臨むも敗退。2000年1・4東京ドームにおけるUFOとのタッグ対決で破壊王復活を見せつけた。同年4・7東京ドーム小川との最終決戦では激闘の末敗退。新日プロに辞表を提出したが、ファンの復帰嘆願運動で闘志に再点火。8月23日に引退撤回表明。10・9ドームで復帰し独立を宣言。11月13日付で新日プロを解雇され新団体「ZERO-ONE」を設立。12・23有明でノア・マット初参戦。
2001年1月4日東京ドームでは長州力との遺恨決着のため試合を行うが両者レフェリーストップで決着は付かず。3・2両国における旗揚げ戦では永田と組んで三沢、秋山組と対決。4・9大阪ドームで新日解雇後初参戦、健介との一騎打ちに勝利した。2002年5.2東京ドームでは小川とのOH砲コンビで天山・ノートン組を撃破。'05年7月11日午前、脳幹出血のため40歳の若さで急逝。

| 総収録時間: | 1280分 |
| 内容: | 破壊王が残した至極の名勝負61試合をDVD8枚に完全ノーカット収録。 後世に語り継がれる伝説のレスラー橋本真也の勇姿がここに完全集結!! 全61試合+充実の特典映像。全試合完全ノーカット収録。 |
| 特典映像: | 幻のオフショット貴重映像を発掘!! 故郷"岐阜県土岐市"を訪れた破壊王。親類、旧友、そして師匠と再会、自らが幼少時代を過ごした美濃路を巡る。隠された破壊王の素顔が満載の貴重映像!!(94年5月収録/約65分) 破壊王伝説の証言者達が、小川戦の真実を激白!! 蝶野、武藤、藤波、長州といった、かつてのライバル、関係者7人が破壊王への想い、そしてあの小川直也戦に隠された真実を激白する!! |
| 証言者: | 坂口征二、藤波辰爾、蝶野正洋、武藤敬司、天山広吉、安田拡了、金澤克彦(順不同) ※橋本vs小川戦の試合映像は収録されておりません。ご了承下さい。 |
| 価格: | 31、500円 |
| 発売元: | ビデオ・パック・ニッポン |
| 販売元: | ポニーキャニオン |
| 発売日: | 7月19日発売 |