ピープル

先輩社員インタビュー

齊藤竜

ビジュアルクリエイティヴDiv. 所属

  • 現在配属されている部署名、入社年次を教えてください。
  • ビジュアルクリエイティヴDiv. プロモーション&プランニング戦略部 プロモーション&プランニンググループに所属しています。入社年次は1992年、バブルが弾けた直後くらいです。
  • 長く在籍されている齊藤さんだからこそ感じる、入社当時と今を比べて「変わった」と思うことはなんですか?
  • 会社に入った頃は、300万枚級のヒットが出るCDの時代でした。やがて、CDバブルと入れ替わるようにDVDが主流になり、その後、音楽は着うたを経て配信に、映像はブルーレイや配信に加え4K UHDまで登場してきました。そういった“商材”の変化を感じています。
    僕自身は「A&M」や「ヴァージン」といった洋楽レーベルを持つ当社に憧れたMTV世代。入社後は邦楽・洋楽、制作・宣伝・営業など、20年近く音楽にどっぷりでしたが、思いがけず韓国ドラマに携わり、今ではすっかり映画やドラマ漬け。この会社で様々な体験をさせてもらえているからこその変化だし、だから長く続いているのかな、とも思います。
  • 逆に「変わらないこと」はありますか?
  • 取り掛かる前から「こうだろう」と決めてかからないようにしています。長く在籍していると経験値もそれなりに増えますが、数年も経てば役に立たない、だからもう一度やってみる。初めての部署異動も同じ。観たことのなかった韓国ドラマに、僕はあっさりハマりました。男性には不向きと思われがちですが、まだまだハマる男性ファンを開拓できると思っています。全てはやってみてからですね。
  • 入社してから一番思い出に残っていることってなんですか?。
  • 40歳くらいのときかな。CDの即売会が盛んになった時代に、とにかくイベントや握手会続きで、体力的にも相当辛い時期がありました。でもこういう苦しかった経験が自分の自信や支えになっています。「あの頃に比べれば、この程度はたいしたことない」と。大変なときほど思い出に残り、笑い話にできるものです。
  • 長く勤める上で、一貫して大切にしている価値観はなんですか?
  • 「当社の商品で、お客様の人生が豊かになる」という気持ちですね。子供の頃、ヒーロー映画を観て劇場を出ると、自分が少し強くなったと感じるように、商品に触れることで、お客様の人生がより豊かになるというホスピタリティを大切にしています。
  • 社内にはどういう方が多いと思いますか?
  • 長く勤めていると先輩・後輩との別れはありますが、彼らと会うと「ポニーキャニオンは人が良かった」「社内の空気が良かった」といった意見は多いですね。外資メジャーと比較すると、会社のムードはドメスティックらしく温かいと思います。また、他社では音楽と映画で会社自体が分かれていることが多いのに、ポニーキャニオンは音楽も映画も一緒。互いの良いところを取り入れたり、連携したり、そのメリットはまだまだ拡げることができるでしょう。
  • 一日のスケジュールを教えてください。
  • 起きるのは7時くらい、10時に出社、午前中は会議やメールをさばいたり。午後は打合せや取材現場に出かけ、夕方以降はイベントや試写会、舞台挨拶など。会食があれば帰宅は23時くらい。早く帰れるときは、映画を観たり、家で録り溜めたものを観たりします。
  • お休みの日の過ごし方は?
  • 遠出するよりも、都内の新しいスポットなど、仕事につながりそうなところをウロウロしていることが多いです。例えば、上野にTOHOシネマズができれば、どんな感じなのかな、イベントできる場所はないのかな、と。
  • 今後の夢・目標を教えてください。
  • お客様の人生がねじ曲がるほどの作品を残していけたらと思います。例えば、司馬遼太郎の名著を親から譲り受けたりするように、子供や孫まで伝わるようなパッケージを残せたら素敵だなと。今年は『ラ・ラ・ランド』のような名作に関わることができましたが、より多くのお客様に届けるため、まだまだできることを探したいと思っています。
  • 就活生へアドバイス・メッセージをお願いします。
  • 面接は一瞬です。自分の魅力を伝えるために、しっかり改善することをオススメします。 僕は学生時代にイギリスでジャガーに乗る紳士にお金を盗られた。でも、その犯人を捕まえようと何日間もロンドンをさまよい、「アイツはまた日本人を狙うはず」と予想して、ロンドン三越の裏で前科7犯のプロ詐欺師を見つけた。このエピソードを仕事に置き換えて「新人アーティストを捕まえる力を僕は持っていると思います!」とアピールしました。「騙されるようなヤツは要らないよ」と面接官から笑われましたが、何かを残すことができたのでしょう。沢山の会社を受けながら、コンパクトに自分を伝えることを追求しましたね。