ピープル

先輩社員インタビュー

宮澤ティナ

ミュージッククリエイティヴDiv. 所属

  • 現在の部署を教えてください。
  • ミュージッククリエイティヴDiv.の制作3部1グループに所属しています。入社2年目です。

意識的なインプット活動で吸収した事をアーティストとの関わり方に活かす。

  • 現在の部署での仕事内容について教えてください。
  • 制作部署の中でもミュージッククリエイティヴは音楽をメインに扱っている部署で、基本的にアーティスト周りのお仕事をする現場になります。基本的にはレコーディングやイベント出演の準備やスケジュール管理などをしています。
    私はまだ入社二年目なので、基本的に先輩方のサブでアイドル、バンド、ドラマサントラ、タレント関連の4件の現場についています。
    イベント立会いやレギュラーラジオの立会い、撮影現場の立会い、確認作業、メールの確認だとか基本的な現場周りのことをやっています。
  • 1日のスケジュールを教えてください。
  • だいたい午前中は自宅でメールの返信作業などをして11時くらいに出社します。そこから2時間くらい会社で作業して、午後からは打ち合わせで外に出たりします。現場に直行する日も多いです。撮影があれば撮影現場にもいきますし、レコーディング作業に立ち会うこともあります。基本的には自分でスケジュール管理できるお仕事なので、例えば今日は友達とご飯行きたいなってときには先輩と相談してスケジュールをあけてもらうこともできます。
  • 帰りはだいたい終電ですか?
  • 終電までやることって、基本は撮影とかレコーディングとか、イベント、ラジオの立会いに出ない限り、実はそんなにないと思います。
  • ポニーキャニオンに実際入社してからギャップって感じますか?
  • もっと寝れないのかなと思ってました(笑)。やっぱりこの業界ってオンエアが24時間ある世界じゃないですか。テレビも朝までとか、ラジオもオールナイトもあれば夜中スタートな番組もあるわけで、もっと寝れないのかなと思ってたんです。でも意外と、みんなで分業しているなっていう印象があります。例えば誰かが「どうしても休みが取れないからこの日に休みたい」って言うと、「じゃあ私がその日は出るから逆にこの日は私休みたいから出てくれない?」とか、結構そんな感じで、みんなでうまくやり取りしています。そう考えると入社前に思っていた「すごく忙しい」とか「大変そう」というイメージよりは、なんとかみんなで協力してやっている印象はあります。
  • 休日のどのように過ごしていますか?
  • インプット活動を大事にしていて、例えば美術館に行くとか、映画を見たり、他社さんの作品を見に行ったりしています。最近はどんな音楽が出ているか売れているかを見るためにCDショップ巡りをするようになりました。商品が売り場でどんな売り方をされているかを調べたり、他の制作担当がどんな打ち出し方しているかを直接聞くこともあります。
  • 今まででやりがいのあった仕事はありますか?
  • 私は6月に今の部署に入ったばかりなのでまだそんなに時間は経っていないのですが、あるアーティストさんの周年記念シングルを作っていて、その現場にサブとして立ち会わせていただいたのですが、一曲がどのように仕上がるのかを間近で初めて見たのがその作品だったので、とても感慨深かったです。その曲のミュージックビデオ公開や、音源のライブ配信公開のときにすごい反響があって「この曲良い!」、「今までにない曲だ!」というコメントを多数目にしたのがとても印象的で、直接的にお客さんの感想を聞ける良いタイミングを拝見できてよかったなと思いました。
  • 逆に一番辛かったことはありますか?
  • 土日休みがしっかりとれない時期は、どうしてもリフレッシュできる瞬間がなくて、精神的につらくなることはありました。最近は休みを積極的に取ろうという風潮が会社内にできたので、休みやすくなりましたが、1年目は辛い時期もありました。
  • 宮澤さんが仕事をする上で大切にしていることは?
  • 制作に来てからは、インプットの時間をつくることです。基本的には、映画も音楽もゲームも他社さんの作品もランキングのトップに入っていれば絶対聞きますし、映画も口コミがよければ見に行きます。舞台や2.5次元の舞台も見に行きますしオーケストラのコンサートにも行きます。そいうインプット活動は大事にしています。

視点を変えてみる。理論に偏らない。

  • 宮澤さんは学生時代、何学部でどのような勉強をしていましたか?
  • 学生時代は国際安全保障学の勉強をしていて、大学二年生からゼミに入り、南アジア、例えばインド、バングラデシュ、パキスタンなどのテロに対する安全保障戦略や中東・南アジアにおける国際関係学などの勉強をしていました。
  • 熱心に取り組んでいたことは?
  • エネルギー安全保障や国際テロリズム、地政学、南アジアの治安に対する研究活動が結構趣味のような感じになっていて、国際地政学研究所のワークショップにお邪魔して研究者の方にお話を聞きに行くとか、そういう事に結構時間を割いていました。
  • 今の仕事内容と遠いことを勉強していて、なぜポニーキャニオンに?
  • もともと、小さい頃からピアノを習っていて、音楽を聞くのもミュージカルなど舞台作品を見るのも好きで、趣味が仕事になればいいなと思っていました。
    もちろん安全保障の方も続けたかったので、舞台作品に関わることのできる会社か、安全保障に関われるような大学院に進学という二本の軸で就活をしていました。
  • ポニーキャニオンに入社を決めた決め手は?
  • 軍事力やお金がハードパワーだとすれば、音楽やアニメなどエンタメ作品はソフトパワーだと思っていて、その関係性を学ぶうちに、世界に蔓延る国際問題の解決手段をハードパワーに頼るのではなく、各国がもつそれぞれのソフトパワーを活かした方法にシフトできないのかな、と感じたことがきっかけでした。今まではそのハードパワーについての勉強をしてきたので、これからはソフトパワーの勉強をしてみようかなと。そんな思いを抱えながら受けていたいくつかの会社の中で、ポニーキャニオンは最も社風が暖かそうなイメージで、知り合いもいたのでここならやっていけるかな、と思ったことが決め手でした。
  • 就活中に挫折したことは?
  • 日本って、大学出た年に就職しないと恥 みたいな考え方のところあるじゃないですか。そこまで就活を重要なものとして考えていなかったので、このタイミングで就職できなくてもまあいいか、くらいに思っていました。縁がなきゃそこまでだし、大手の商社とか金融系にこだわっているわけでもなかったし…。今振り返れば、挫折を経験するほど強い意志をもって就活に臨んでいたわけではなかったのかもしれないです。
  • 宮澤さんの今の目標や夢はなんですか?
  • 「今担当しているタレントさんをなんとかブレイクさせなければ!」という感情は自分の中での夢というか目標として持っています。やはりそのタレントさんのキャリアも私たちは背負っているので、ブレイクさせたい、というよりはさせなければいけないという気持ちでやっています。

自分が「ドキドキ」する事、そういう感覚が大事。

  • 新しく入る新入社員、どういう人がポニーキャニオンに向いていると思いますか?
  • 一緒に仕事したいなって思うのは、面白いって思うことを共有してくれる人。やっぱり100人いたら100人の好みが一緒とは限らない。でもそれは良さでもあるので、「あの子はこういう分野に強い」、逆に「この子はこういう分野に弱い」だから私たちで情報を補完し合おうっていうのがこの業務の理想なのかなと思います。面白いと思ったことをしっかりと発信できる能力を持っていたり、小さなトピックでも良いので「これ面白いから見てみてくださいよ」なんて軽いノリでコミュニケーションをとってくれる人は一緒に働きたいなと思うし、エンタメ業界に必要かなとも思います。
  • 最後に就活生に向けたアドバイスをお願いします
  • 「何をしている時が一番ドキドキするか」に焦点を当てて就活するのがいいのかな、と思います。音楽を聴く時、映画を見ている時、新書や漫画を読んでいる時、旅行している時、好きな服を着ている時、研究活動をしている時…。何をしている時の自分の姿が一番好きか、何気無い普段の生活の中にある「ワクワク、ドキドキすること」を仕事にすることができたら幸せなのかな、と私は思います。就活も恋愛と一緒で、一生懸けてお付き合いしていきたい会社に狙いを定めて、振られることを恐れずに、挑戦するのみだと思います。なぜこの会社がいいのか、なぜこの分野が好きなのか、理由をいかに簡潔にまとめ短時間で伝えるかも大事だと思います。ネットに載っている定型文とらわれ過ぎないよう、自分の気持ちを素直に自分の言葉で説明できたら最高だと思います。私も先輩からアドバイスされた言葉ですが、この業界の面接は「私服OK」の場合が多いので、服選びは「デートに行く服装」をイメージして、内定を掴み取ってください。