INTERVIEW

社員インタビュー

主なお仕事の内容を教えてください

声優アーティストのA&Rを担う傍ら、主に宣伝プロデューサーとしてアニメ作品に携わっています。作品内の担務としては、アニメ作品は0からの工程でスタートすることが多いので、アニメ化する時に実行に移す為の骨組みを決めたり、どのタイミングでどういうプロモーションを仕掛けようか、というプランニング考案をしています。業務は作品のプロモーション全般を請け負いつつ、作品に関連する情報解禁日を決定したり、イベントの企画運営など多岐に渡ります。

進撃の巨人のプロモーションはどうプランニングしたのですか?

Season1など作品の立ち上げの際は、一人でも多くのお客さんに認知してもらうための施策が多かったですが、作品の認知度もお蔭様で高くなってきた今では、ベーシックなプロモーションだけではなく、例えば、日本を飛び出して海外でイベントをしたりもしています。ニュースなどで盛り上がっている様子の逆輸入を狙い、2年連続でアメリカ・ロサンゼルスのアニメエキスポにも参加しました。そこで先行上映会を行って当時主題歌を担当していたYOSHIKI feat. HYDEさんを発表したところ大きな反響がありました。国内では「進撃の巨人」のスケールが伝わるように、より大きなタイアップを試み、TGC(東京ガールズコレクション)とのコラボや、ヤクルトvs巨人戦とタイアップをして始球式で「巨人くん」というマスコットに豪速球を投げて貰い、様々な角度から狙ったユーザー層にプロモーションを実施しました。今年の夏はアメリカ・メジャーリーグへの掛け合いにも成功し、ロサンゼルス・ドジャースさんの始球式でも「進撃の巨人」をプロモーションすることができました。コンテンツの規模感が一目で伝わるイベントを行うことで、広いファン層にアプローチできるプランニングも試みています。

プロモーションの難しさとやりがいについて教えてください

作品をどうプロモーションしていくか、は常に試行錯誤です。ゼロベースから先陣を切ることはとても大変で、常に物事にアンテナを張り、アイデアを出すことが求められます。何気ない会話からキーワードが出てくることもありますし、そこでヒントを得ながら、結果を脳内に描いてパズルのように組み込んでいます。ただお金をかけたり、大きなアイデアだから効果がでる、とは限らないのでそこにも難しさがありますね。先方へのプレゼンでいかにタイアップに持ち込むかも一山なので、飛び込み営業で成功に持ち込めたときは、やっぱり嬉しいですね。

働いていて失敗したことはありますか?

チャレンジした結果、効果が得られなかったものはあります。思ったよりもニーズに合わなかったり、こうした方が良かった、と思うことも。委員会の予算を預かりその中でプランを考える以上、結果が費用対効果にあったのか、というのは常に悩みです。でも大きな失敗はあまりないはずです(笑)。むしろ大きな失敗が許されない作品だというプレッシャーの方が大きいですね。

海外のファンの反応を生でみた感想を教えてください

進撃の巨人のイベントの際でいうと、大きなリアクションしてくれて歓声が起きたり、イベント自体の反応が国内と違いました。世界的人気を体感しましたし、毎回新鮮なリアクションに手応えも、作品の規模感も改めて感じます。その経験が、アイデアの元にもなっていて、進撃は今世間が熱狂しているものとどうコラボ出来るか、ということを常に念頭においています。

今までのご自身の経歴が役立ったことはありますか?

学生時代に多くの人間と関わったことが今に生きています。物事の伝え方や、場の空気を読み自分の話したい方向にもっていく空気作りは、積み重ねで得意になりました。昔は吹奏楽をしていたので、集団の中にいたことも今に繋がっています。「俯瞰して物事をみる」という自分の強みも最大限に生かして、自分なりに全力で頑張っています笑

「進撃の巨人」ファイナルシーズンへの心境を教えてください

今まで以上に身がひきしまる思いですね。過去最高にファンの人が盛り上がれるコンテンツを仕掛けていかないといけないですし、プレッシャーも愛着も感じています。

就職活動中の志望理由はなんですか?

高校・大学で吹奏楽の全国大会に出場したのですが、その経験が自分の中ですごく大きくて。そこで音楽やエンタメを仕事にしたいと思ったんです。学生の自分達がやってもこれだけの感動が生まれるんだとしたら、これをプロでやっている人はどれ程すごい規模感で感動するんだろう、飛び込んだらもっと見える景色が違うはずだと思いました。入社当時は音楽の部署を志望していたのですが、大阪営業に配属され、そこからアニメの部署に配属となりました。志望した部署ではなかったけれど、コンテンツの違いだけで、お客さんの反響に変わりはないことに気がついて、どんどん気持ちも追いつきましたね。 就活中の学生の皆さんは「好き」だからこそどう感じるのか、何ができるのか、何がしたいのか、を伝えられるようにしたらいいのではないでしょうか。好きに越したことはないです、自分の想いを胸に頑張ってください。

将来の目標と就活生に向けてメッセージをお願いします!

世界でムーブメントを起こせる作品に一つでも多く携わることです。就活は色々悩むし、社会にでることは大変に感じると思うけど、会社に媚びず、臆せず、自分のやりたいことを探して、行きたい会社にしっかり自分を売り込んで、強気で邁進してください。対等な立場でいることを忘れずチャレンジして欲しいです!

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