INTERVIEW

宮治 舞

マーケティング本部 デジタルオーディオマーケティング部 デジタル配信G

こんな時代だからこそ
見えた配信の可能性

【経歴】2018年新卒入社
入社から現在までマーケティング本部にて配信業務を担当

【大学時代に熱中したこと】映像制作

【好きなエンタメ】漫画(『僕等がいた』)、アニメ(『銀魂』)

【最近の家での過ごし方】フラワーアレンジメント

【座右の銘】人生どうにかなる

現在のお仕事の内容を詳しく教えてください

宮治: 音楽配信の業務に携わっています。大きく2軸で動いていて、一つは営業業務です。Apple MusicやLINE MUSICなどの音楽配信サイトに、ポニーキャニオンの音楽作品の情報をお伝えして、バナー展開をしてもらったりプレイリストへ入れ込んでもらったりといった営業活動をしています。
もう一つは、配信施策案を考える業務をしています。制作と配信のプランニングを立てて、いかに売り上げを大きくするかということを考えて、発案から配信までを担当しています。私はアニメ関連の配信施策案を担当しているのですが、例えば、内田真礼や鬼頭明里、オーイシマサヨシなどです。「Apple Musicのシェアが高いのでApple Musicで選曲プレイリストを展開しましょう」といったことを考えて、制作チームと一緒にリリースの2ヶ月前くらいから打ち合わせを重ね、リリース日に最大の盛り上がりを作れるように動いていくという感じです。

各アーティストに合った施策を考える中で、心がけていることはありますか?

宮治: 売り上げといった数字的な分析と、SNSなどの量的な分析、両方を見ながらそのアーティストに合った施策を考えています。他社のアーティストを参考にすることもありますね。

やりがいを感じるのはどんな時ですか?

宮治: 内田真礼の10枚目のシングル「ノーシナリオ」のリリース時に、初めてCD発売日と同日からサブスク配信―を実施しました。配信直後はそこまで大きな実績は見られなかったんですけど、配信で聴くということにもっと馴染んでいただけるように、リリース後も制作チームと相談しながらプレイリスト企画を実施したり、オンラインライブ後にセトリプレイリストを公開したりと、追撃配信施策を地道に継続的に行いました。その効果もあってか、11枚目のシングル「ハートビートシティ/いつか雲が晴れたなら」では前作よりも配信売り上げがかなり上がって、とてもやりがいを感じました!

宮治さんが考える配信の良さとはどんな部分ですか?

宮治: やはり気軽に聴けるところですね。CDは一つの作品に対してお金を払わなければいけないけど、サブスクだと月額で何曲でも楽しめるのがメリットなので、「CMで流れていたから」とか「ドラマのタイアップだったから」聴いてみる、というライトユーザーにも楽曲を届けられるというのは配信の良さかなと思います。

コロナ禍で、そういったライトユーザーが増えているのでしょうか?

宮治: そうですね。音楽に限らず配信は「おうち時間を楽しむ」っていう意味で会員数は増えていますね。
先ほど内田真礼の追撃配信施策のひとつで「おうちで真礼さんと一緒にまあや楽曲を楽しもう」というコンセプトで、プレイリストのシェアキャンペーン施策を実施しましたが、これも配信だからこそできた施策かなぁと思います!

そういった施策を考えるなかで大変だったことはありますか?

宮治: サブスクサイトでいかにバナー展開やプレイリストの入れ込みを頑張っていても、そのサイトのユーザーにしかリーチができない制限があるというのが難しいと感じるところです。
でも、思い出に残っているのは、その制限を超えてOfficial髭男dismがApple Music でCM展開を取れたことですね。そのサイトの枠を飛び越えた大きな展開を取れた時は、すごくやりがいを感じました。2020年日本のApple Musicで最も聴かれた楽曲に「Pretender」が選ばれたのですが、そういったことにも貢献できたのかなと感じますね。

配信マーケティング担当として、制作側にはどんな提案をしているのですか?

宮治: 「Twitterは固定ツイートでこういったことを置いておくと伸びますよ」というような細かい部分も提案するようにしています。配信に限らず、一緒にアーティストを盛り上げていこうという気持ちで制作側と関わっています。

同業他社と比べてポニーキャニオンの強みは何だと思いますか?

宮治: 音楽もアニメも映画も総合的にやっているので、アニメ作品に当社アーティストが主題歌でタイアップを取るとかもできるので、複合的に盛り上げられるのはポニーキャニオンの強みだと思います。
あと、他部署と戦略的な打ち合わせをすることも多くて、「このアーティストではこの施策が良かったですよ」など共有する場が増えてきているので、部署をまたいでポニーキャニオン全体として盛り上げられると思います。

ポニーキャニオンは女性が働きやすい会社ですか?

宮治: 女性で活躍されている方もすごく多いイメージがあります。管理職に就かれている方も、現場でバリバリやっている方もいるので、逆に男女の仕切りがないというか、隔たりがないなと感じます。みんな一人ひとりの個性を尊重しながら一緒に働けるという意味では男女関係なく働きやすいと思います。

パッケージと配信どちらの比重が高まっていくと考えていますか?

宮治: まず、データを見ても配信の市場は右肩上がりでグンと上がってきています。といってもまだまだ世界と比べても日本はフィジカルが強い国ですけど、もう半々くらいまできているので、配信ありきで全ては進んでいくと思いますね!
とか言いつつ、私は全く配信に触れてこなかったので(笑)まずサブスクって何っていうところからだったので(笑)入社して3年目になるんですけど、3年前は私みたいな人も多くて。この3年くらいで配信がものすごく伸びてきているってことかなぁと思います。
ちなみに就活中は、制作で何か作りたい、宣伝でより多くの人に作品を届けたいというような制作部署への憧れが強くありました。

制作宣伝を志して就活をする中で、ポニーキャニオンを選んだ決め手は何だったんですか?

宮治: 映像制作のゼミに入っていたので、最初はテレビ局とかマスコミ業界というのに憧れていて、そういった会社を受けていました。そこから、漫画・アニメも好きなので幅を広げてエンタメ業界も受けてみようと。ポニーキャニオンは本当に多くの作品を取り扱っていて、「おかあさんといっしょ」をはじめ、自分が小さい頃から触れていたエンタメがポニーキャニオンの作品だったんですね。周りに沢山ポニーキャニオンのエンタメがあったことは大きいですね。

ポニーキャニオンの面接はどうでしたか?

宮治: 優しかった!最終面接で「最近見たアニメは?」という質問に対して、感動したことを伝えていたら、あまりに感動しすぎて泣いてしまうという(笑)そしたら、「伝え方うまいね」って言われたのは印象的でした(笑)

どんな人と一緒に働きたいですか?

宮治: 何でも興味を持っている人はいいと思います!配信に携わっていると、日々新しいネタがバンバン増えていくんですよね。だから、それについていける人というか、外に興味が向いている人っていうのが、特に配信には向いているんじゃないかなと思います!

入社前と後でギャップはありましたか?

宮治: 特にないですね!新入社員とか若手に対してもちゃんと意見を聞いてくれるとか、一緒に作品を作っていこうという雰囲気の人が本当に多いなと思うので、面接の時に感じた暖かいアットホームな雰囲気は今も変わらないかなと思います。

今のお仕事を通して夢や目標はありますか?

宮治: 配信でのヒットを作ることですね! 「サブスクサイトにいつもいる強いアーティスト」を当社からもっと輩出できたらいいなと思いますね。
元々アニメ志望だったので、いずれは配信施策の知識と経験を活かしながらアニメの宣伝をしてみたいなと思います。

就活生に向けて一言メッセージをお願いします!

宮治: 就職活動は楽しんだ者勝ちだと思います!特にエンタメ会社は人を楽しませる仕事です。なので、面接の時、皆さん自身が誰よりも楽しんで臨んでみてください。頑張ってください!