INTERVIEW

斎藤 瞬

経営本部 経理部

社員が120%の力を出せるよう
サポートしたい

【経歴】エグジットチューンズ(当時ポニーキャニオンの子会社)から転籍して6年目

【大学時代に熱中したこと】漫画とアニメ、一番好きなアニメは「コードギアス」

【好きなエンタメ】ライブ

【最近の家での過ごし方】漫画とゲーム

【座右の銘】逆名利君

今のお仕事内容を詳しく教えてください

斎藤: 基本的には会社のお金を管理する社内の銀行のような仕事です。また、会社は色々な法律の中で存在しているのでそういった法律の専門家でもあります。今年一年はこれだけ利益が出ましたという報告を国にすることも仕事の一つです。

経理の仕事を志したきっかけはなんだったんですか?

斎藤: やりたいことしかやりたくなかったので自分に合う仕事が何かわからず悩んでいたのですが、たまたま友人に「会計とか税理士の仕事やってみたら?」と言われて税理士事務所でバイトを始めたのがきっかけです。自分のやりたいことを見つけるまでは辛かったですね。
大学は数学専攻で数字は好きだったし、エンタメも元々好きで、転職はしたくないと思っていたので自分の強みを活かせる専門職が良かったんです。経理はどの会社にもありますが、エンタメ企業に入ればきっと面白いニュースが入ってくるだろうなと思いました。そういうところでモチベーションに繋がると思い、ポニーキャニオンを選びました。

どういうところに経理の面白さを感じますか?

斎藤: 数字って正しく処理すれば正しく合うはずなんだけど、どこかの計算が抜けていたりして意外と合わないんですよ。それが1発で合うとすごく気持ちいいですね。誤差の原因を探すのも面白いです。

経理の仕事ではポニーキャニオンが行っている多様なジャンルの業務に対する知識も必要になりますか?

斎藤: そうですね。どのタイミングで収支を発生させるかっていうことを自分たちでジャッジしないといけないの各事業本部の事業内容を把握することが必要になってきます。売り上げはお金を払った時に発生するわけじゃなくて、物を渡した瞬間にその時点で売り上げが成立する場合もあるし、経費に関して言うと、例えば楽曲の場合であれば制作を依頼した時点から状況を把握していないといけないので、基本的には各部署の仕事の流れを全部把握していないと経理の仕事ができないんです。

仕事の中で心掛けていることありますか?

斎藤: 現場のストレスを減らしてあげることです。例えば、取引先の人とご飯を食べに行った時は誰と何人でどのような目的で行ったかを会社に報告しないといけないんですけど、それを感覚的に簡単に報告できるようなシステムを作ろうと心掛けています。現場の人が120%の力を出し切れるようにサポートするということが一番ですね。

どんな人と一緒に働きたいですか?

斎藤: 奇抜な人ですね。自分にないアイデアを話せる人と一緒に働きたいです。

これまでの仕事の中で大変だったことはありますか?

斎藤: 今です!経理の仕事とは少し離れてしまうのですが、現在収支や会計の新システムを作るプロジェクトに関わっていて、通常だと5、6年かかるものを無理やり3年以内でやっているのでとても大変です…。でも大変な分、もっとみんなが使いやすいシステムにしようという目標があるのでやりがいも大きいですね。

新システムを開発するにあたってどんな人と協力しているんですか?

斎藤: みんなが使うシステムなので全社で協力してもらっていますね。実際に開発しているのは九州の会社なので基本的にはリモートで会議をしています。今のシステムを知らないと新しいシステムは作れないのでシステム部の人に聞いたり、システムを使ってどういう業務を行っているのかも知る必要があるので現場の人に何日もかけてヒアリングをしたり、実際に作ってみたら現場の人に確認してもらって意見を聞いて改善しています。システムに関して周りから意見をもらうことは沢山あって、もっとこうして欲しいってガンガン言われます。制約も多くてできないこともあるので要望の半分くらいは実現できないんです。なのでそれを理解してもらうことも大変です。

コロナで働き方は変わりましたか?

斎藤: 書類作業が多いので経理はいつも会社にいないといけないというイメージがありましたが、意外と家でもできるんですよね。紙の作業は1週間で終わらせて、あとの3週間は他のことをやろうって感じで仕事の流れを変えることで家でも仕事ができるようになってきました。新システムも出来るだけペーパーレスにしようと考えているので、管理部門の社員も家でよりスムーズに仕事ができるようになるんじゃないかなと考えています。

仕事での夢や目標はありますか?

斎藤: お夢は自分なりのシステムを作ることです。今のシステムは他の会社が使っているものをカスタマイズしているので1から全部作るということをやりたいです。その先で2、30年後は労働人口が減り管理部門の人員は削られて、業務の効率が求められてくると思うんです。1社だけでやっても効率化には限界があるので、企業を超えたコーポレート機能を持つ会社を立ち上げたいですね。仕事をやっていて、もっとこうしたらいいのにっていう考えが自分の中でどんどん湧いてくるのでそれを実現したいと思うようになって、新システムのプロジェクトに携わってから夢が明確化されましたね。

こういうシステムを作りたいという具体的なイメージはありますか?

斎藤: 今は会社ごとに請求書の形が違うのでどこを見ていいか迷ってしまうんですよ。だから規格を統一してわかりやすくしたり、エンタメ企業だとやっていることは大体一緒なのでシステムを一つにしてデータベースを別で管理することによってみんなが画一したもので見れるようにすることが目標です。

就活生に向けて一言メッセージをお願いします

斎藤: 新卒が全てじゃないよということですね。色んな道があるのでそんなに焦らなくてもいいんじゃないかと思います。新卒で失敗したからって人生終わるわけじゃないですから。