
ミュンヘン【語り】矢崎滋
川とビールの街歩き
ミュンヘンの真ん中を流れるイーザル川の岸より旧市街へ。街のランドマークである新市庁舎を見ながら、隣接するマーケットへ向かうと、朝から大にぎわいのビアガーデンがありました。ミュンヘンといえばビール。ジョッキ片手のおじさんグループや家族連れで満席状態。ビアガーデンでは長いベンチに相席が基本。
午後は、イーザル川を渡り、旧市街の対岸の閑静な住宅街へ。ミュンヘンに暮らす人々の、飾らない大らかな性格に触れる街歩き。

レーゲンスブルグ【語り】田畑智子
小路をめぐり歴史に出会う街歩き
ドナウ川をゆく船から降りると、目の前には12世紀に作られたというドイツ最古の石の橋がお出迎え。川沿いから旧市街へ向かうと、ガッセと呼ばれる小路があちらこちらに伸びていて、中世に建てられた個性的な建築が軒を連ねています。もとは礼拝堂の可愛い塔が居酒屋だったり、優雅な出窓のある建物が帽子屋さんだったりと、明るく大らかな人たちが古い街に寄り添うように暮らしています。
旧市街を一回りして川に沿って歩くと、古い塔に住んでいる女性と遭遇。塔の上から見る街とドナウ川の景色は格別なものがありました。

リンツ【語り】高橋克実
花のあふれる街へ
大きなドナウ川の流れに沿ってたたずむ美しい街、オーストリア第三の都市リンツにやってきました。
ドナウ川にかかる大きな橋を越えた南側が旧市街。パステルカラーの可愛らしい街並みを抜けて、まずは朝の市場をのぞきます。しばらく行くと街の東にある工業港に出ました。ドナウ川を利用した運送のおかげで、リンツは昔から工業が盛んな街だとか。バロックやルネサンス様式の歴史的な建物と、リンツの人々が愛する花であふれた美しい街歩き。

ウィーン【語り】小倉久寛
美しい街と音楽に囲まれて歩く
悠々と流れるドナウ川の両岸に広がる大地、そこにオーストリアの首都ウィーンがあります。オーストリア帝国の中心として中世の時代から栄え、多くの音楽家に愛された美しい街です。
旧市街の運河沿い、シュエーデン広場からかつて旧市街を取り囲んでいた壁を壊して作られた、「リンク」と呼ばれる環状道路の内側を中心に歩きます。リンクの中心に建つゴシック様式のシュテファン大寺院。美しい歴史と共に生きる人々の姿を見ることができます。

ベネチア【語り】永作博美
街は魚の形!?
穏やかなアドリア海のかなたに、鐘楼が見えます。まるでその街は水の上に浮かんでいるかのよう。真夏のイタリア・ベネチアにやってきました。街の中心にかかる「リアルト橋」から街のシンボル、サン・マルコ広場へ。1000年続いた共和国時代の繁栄を今に伝えるサン・マルコ寺院。
大運河を渡りさらに西へ。消防署で出会った消防士さんは、地図を広げ、ベネチアの地形が魚の形に似ていることを教えてくれました。長い歳月が築いた水の都、ベネチアの街歩き。

ジェノバ【語り】松田洋治
コロンブスを育んだ海と路地の街
中世には海洋共和国としてベネチアをしのぐほど栄えたジェノバ。あのコロンブスをはじめ数々の優れた船乗りが輩出し、今なおイタリア最大の貨物取引量を誇るこの港町はまた、ヨーロッパ最大級の旧市街があることでも有名です。古い建物がびっしり並ぶ街の中に入れば、たくさんの小さなお店が迎えてくれます。商業の都として世界中のあらゆる品物を扱ってきたジェノヴァの歴史を肌で感じることができます。人々のざわめきと、教会の鐘の音が響く、穏やかな暮らしにふれる街歩きです。

ストックホルム【語り】牧瀬里穂
新旧が融合する街へ
水辺に浮かぶ街、ストックホルムにやってきました。中世の町並みがそのまま残る旧市街の島を中心に、この街は14の島からできています。旧市街の北側の島は、現在の中心地。環境先進国スウェーデンの首都らしく、朝の通勤時間には、自転車の大行列が走ります。ノーベル賞授賞式を行うホールや市場などがあり、近代的な町並みが広がる“北の島”。13世紀から街づくりが始まり今も当時の面影を残す“旧市街の島”。そして18世紀頃の木造住宅が残り、下町の雰囲気が漂う“南の島”。今回は北から南へ3つの島の街歩き。

ヘルシンキ【語り】田畑智子
お日様と仲良くなれる場所
北欧フィンランドの首都・ヘルシンキは、町中いたる所に路面電車が走っています。北緯60度、真夏でもいつも太陽が斜めから差し込む町。今回は、路面電車を降りて街歩きが始まります。中心街に出ると、歴史を刻んだ石造りの建物が並び、冬には日照時間が5時間近くにまで短くなってしまうヘルシンキ。やわらかな日差しがふりそそぐ中、バルコニーや海、芝生やベンチなどで、思い思いに太陽の恵みを感じる人たちとふれあう街歩き。

ホーチミン【語り】田畑智子
ベトナム最大の商都でもあるホーチミンは、サイゴン川に面しています。 朝6時半、フェリーが船着き場に着くと、通勤のバイクが一斉に走り出します。大通りにも路地にも市民の生活の現場があり、エネルギーがあふれています。路上の床屋さん、バイクの修理屋さんなどなど。路地に入れば、家々からは昼ごはんのにおいが漂い、趣味で飼っているという小鳥の声も聞こえてきます。社会主義国家ですが、“ドイモイ”経済開放政策で活気を帯びるこの街を歩くと、信心深いベトナム人の文化や、過去のベトナム戦争の一面も浮かび上がってきます。

クアラルンプール【語り】矢崎滋
エネルギッシュな街を歩く
マレーシアの首都・クアラルンプール。かつてはすず鉱山として開拓された街ですが、今やアジアの中でも急成長を続けるエネルギッシュな街です。マレー系、中国系、インド系と様々な民族が共に暮らしているため、街並みにも様々な特徴が見られます。賑やかな中華街、衣料品店の立ち並ぶインド人街。家の手伝いをする元気な屋台の少年、布地を畳む店員の女性たちなど、笑顔が印象的です。高層ビルの建ち並ぶ大都会は、ちょっぴりシャイで、とっても親切な人たちの暮らすあたたかな街でした。
現地の人々とのふれあいや小さな路地裏へ寄り道するなど、街歩きの醍醐味もそのままに、知らない街を身近に感じる旅行体感DVD。
ドナウ川沿いのドイツ、オーストリアの都市を巡るシリーズ、ベネチアの夏を歩いたイタリア、フィンランドのヘルシンキなどの北欧シリーズ、東南アジアなどを収録。
ドナウ川をゆく〜ドイツ〜
- ミュンヘン【語り】矢崎滋
- レーゲンスブルグ【語り】田畑智子
ドナウ川をゆく〜オーストリア〜
- リンツ【語り】高橋克実
- ウィーン【語り】小倉久寛
イタリア
- ベネチア【語り】永作博美
- ジェノバ【語り】松田洋治
北欧
- ストックホルム【語り】牧瀬里穂
- ヘルシンキ【語り】田畑智子
東南アジア
- ホーチミン【語り】田畑智子
- クアラルンプール【語り】矢崎滋
分数:440分
片面・一層/MPEG-2/日本国/16:9レターボックス/ステレオ/Dolby Digital