2004年秋……あのスーパー時代劇が帰ってきた！

将軍家の乳母から出世し、大奥史上最強の女帝として君臨した「春日局」
彼女はいかにして“負け犬”から脱し、大奥で天下を極めたのか!?

* 2003年6〜9月にかけてフジテレビ系で放映され、世代を超えた多くの女性から支持を集めた新感覚時代劇『大奥』。その大奥が誕生する過程を、女たちの愛憎劇とともに描くシリーズ最新作。
* 「大奥」史上最も有名で、かつ最強の女帝である“春日局”を、『ナースのお仕事』シリーズの松下由樹が貫禄十分に熱演。高島礼子演じる将軍の正室・お江与との火花散る対決も毎回、話題に。
* 松下、高島のほか、瀬戸朝香、星野真里、木村多江、京野ことみ、野波麻帆らが、大奥の女たちとして華やかに競艶。TVドラマとは思えないほどの豪華絢爛な衣裳や壮大なセットも見もの。
* 『Dr.コトー診療所』『白い巨塔』などを放映してきたフジテレビ系「木曜劇場」枠で、2004年10〜12月期に放映。時代劇を見たことのない若い女性の興味も引き、最終回20.3％の高視聴率を記録。
* 未公開シーンなどを加えた「ディレクターズカット・スペシャルエディション」

【ストーリー】
寛永16年（1639）、徳川幕府開府より40年。3代目将軍・家光（西島秀俊）を陰で支えていたのは、「男子禁制」をはじめとする大奥法度を定め、 1000人ともいわれる大奥の女たちを統括していた春日局（松下由樹）だった。権勢を振るう春日局だが、彼女には不幸な過去があった…。後の春日局であるおふくは、織田信長に背いた明智光秀の家臣の娘として、苦難の幼少期を送る。成長したおふくは美濃の武士・稲葉正成（神保悟志）に嫁ぎ、3人の男児をもうけるが、正成は妾を家に連れ込むなどし、その生活は幸せではなかった。そんなある晩、客として迎え入れた武将が野盗と化し金品を要求。子供部屋に押し入るのを止めようとしたおふくを犯そうとする。必死に抵抗したおふくは、隙をつき夜盗を刺殺してしまう。この事件を機に正成に離縁されたおふくは、涙をこらえて3人の幼子たちを置いて家を出る。おふくは、決して負け犬のまま終わらないと、置いてきた我が子たちに誓うのだった。その頃、江戸城では、2代目将軍・家忠（渡辺いっけい）の正室・お江与（高島礼子）が懐妊。苦労の末、おふくは将軍家の乳母に採用されるが、信長の姪に当たるお江与は、自ら子供を育てられない不満もあり、おふくに冷たく接する。

【メッセージ】
高島礼子が放つ「だまりゃ!」という威勢のいい啖呵や、「おしとねすべり」（夜のオツトメを辞退の意）など“大奥”ならではの言語が流行し、高視聴率を獲得した本作。お世継ぎ争いをめぐる確執など、熾烈な生存競争を繰り広げる女たちの姿も女性層のワイドショー的好奇心を大いにくすぐった。また、現代にも通じる女性のたくましさが共感を得たこともヒットの大きな要因だろう。