松田優作＆桃井かおり 不滅の連続ドラマ！

1983年放送。全3話。

【第一夜】
嘘ばっかしの星の下　屈折した性格の英二（松田優作）と、さえないＯＬサチ子（桃井かおり）は、ひょんなことからサラ金強盗をはたらく。そして二人の姿をたまたまカメラに納めてしまったカメラマン（せんだみつお）は、二人の姿を取り続けることを条件に、二人の逃亡に加わることを志願する。様々な人間を巻き込みながら、英二とサチ子の終わりの見えない逃避行が始まる。

【第二夜】
海辺の螢たち　英二とサチ子は、まるで楽しんでいるかのように、強盗を繰り返す。二人が起こす事件は、新聞の紙面を大きく占めるようになる。名前と顔写真が明かされてもどんどん大胆になっていく二人。そんな彼らを猛烈に追いかける刑事（岸部一徳）。狭まってくる警察の包囲網から逃れるため、ついに、二人は殺人まで犯してしまう…。

【第三夜】
夢からの挨拶　英二とサチ子は白昼堂々と銀行強盗を働いたり、教会で英二の妹の結婚式を開いたりと、その勢いは増すばかり。苛立ちの頂点に達した刑事（岸部一徳）の追跡はさらに厳しくなってくるのだった。ついに、警察に包囲されてしまう二人。激しい銃撃戦の末、何とか逃げ出した二人はそれまで奪った現金で船を買い、その船で「自由」を手に入れることを夢見る。しかしそこに現われたのは…。