人生で起こることは、全て、皿の上でも起こる。
－ミッシェル・サラゲッタ

フレンチレストラン“ベル・エキップ”が戻ってきた！

豪華キャスト、松本幸四郎・筒井道隆・山口智子・鈴木京香・西村雅彦・小野武彦出演！

傾きかけたレストランの再建のために、伝説のギャルソン千石を呼びよせるがやる気のない従業員たちは激しくぶつかりあう・・・。だが、奇跡は静かに、そして劇的に起こり始めるのであった・・・！


【ストーリー】
■第1話
フランス料理店「ベル・エキップ」を原田禄郎（筒井道隆）と千石武（松本幸四郎）が訪れた。
活気がなく、やる気のない従業員。店の雰囲気にたじろぐ禄郎。料理やワインを次々と注文していく千石。父の死でオーナーとなった禄郎は、伝説のギャルソン・千石武の協力で店を再び一流店に盛り立てようと考えていた。

■第2話
禄郎の情熱に押されて、ギャルソンとして再び働く決意を固めた千石。「受けるな」と言われていたアラカルトの注文を受けてしまう。シェフの磯野しずか（山口智子）は「作れないものは作れない」と抗議。果たして、注文を受けた６つの料理を同時にお客様に出すことができるのか？

■第3話
想像以上に悪い「ベル・エキップ」の経営状態。千石は経営改善策として、人員削減を提案し従業員の面接をすることになる。シェフの磯野しずかとバーテンダーの三条政子（鈴木京香）以外はみんな解雇を恐れている。迷いに迷う禄郎。彼は新オーナーとしてどんな結論を出すのか・・・。

■第4話
新オーナーが誕生して一ヶ月。店には次第に客が戻ってきた。そんなある日、千石が出す命令に従業員達の不満が爆発。彼らは「千石さんが辞めるか、我々が辞めるかだ」と強固な態度。千石はそれに対し、自分と禄郎、範朝（西村雅彦）、政子のたった４人で店を開けるという。

■第5話
閉店後のある夜、「ベル・エキップ」は不思議なムードが漂っていた。突然、店を辞めると言い出す政子。一方「一流店には必ず名物料理がある」と千石はしずかと店の名物となる新メニューを考えはじめる。果たして名物の名に相応しいメニューは誕生するのか・・・。
一方政子（鈴木京香）は突然「店を辞める」と言い出す。

■第6話
新メニューの評判も上々、「ベル・エキップ」はかつての勢いを取り戻しつつあった。そんなある日、梶原（小野武彦）の別れた妻・美代子が息子を連れて来店。梶原は美代子に「自分は店の総支配人だ」と見栄を張っていた。そこへヤクザ風の男が「総支配人を出せ」と怒鳴り込んできた。

■第7話
日仏経済会議後の晩餐会場に「ベル・エキップ」が選ばれた。ところが会議は決裂、日仏代表は２人とも不機嫌、テーブルでも喧嘩続行中。ムードを変えようという禄郎たちの試みはことごとく失敗する。そんな時、政子に何やら耳打ちする千石。政子はテーブルへ向かった。

■第8話
パリで五本の指に入る超有名レストランから、しずかの引き抜き話が持ち上がった。「料理人にとって最大の名誉」と歓迎する千石。「今、しずかに辞められたら店はピンチだ」とさまざまな引止め工作をする従業員達。さて、しずかの出した結論とは・・・。

■第9話
カラーひよこ事業化のため、店の権利書をもとに借金ばかりする範朝。ところが、休みにもかかわらず従業員たちがコーラスの練習に店にきてしまう。おだてられ指導をすることになる範朝。だが、持ち出そうとした店の売上金と権利書が見つかってしまう。

■第10話
“一流店”まであともう一歩。そんな時、「ベル・エキップ」は雑誌で取り上げられ、デザートが厳しく批評される。「一流の店としてはデザートが相応しくない」という千石と禄郎が対立。翌朝、千石が店から姿を消す。「ベル・エキップ」は最大の危機を迎えた。

■最終話
千石が姿を消して1年。みんなは懸命に努力してきた。ある夜、禄郎は千石を捜し出し、店に招待した。メニューにない有名レストランの名物料理ばかりを注文する千石。千石の挑戦を受けて立つしずか。そしてその夜、「ベル・エキップ」に生まれた奇跡とは・・・。


全4巻（1巻 1〜2話／2巻 3〜5話／3巻 6〜8話／4巻 9〜最終話）

【映像特典】
全編に、三谷幸喜とゲストとして松本幸四郎、山口智子をはじめとする出演者とのコメンタリーを収録。