Visual Detail映像作品詳細
商品紹介
Not Punk, Hardcore Punk.
D.C.で生まれたDIYパンク・スピリットは、30年経った今なお
若者が抱える不安、コミュニティの持つ影響力、そして信念が持つ強さを伝え続ける
アメリカ東海岸のワシントンD.C.は、ロックの歴史にも刻まれてしかるべきパンクの新しい流れが始まった都市である。音楽的にはバッド・ブレインズが道を切り開いて80年代初頭にマイナー・スレットがリードしたハードコア・パンクと、一部エモともリンクしながら80年代後半に広がったフガジに代表されるポスト・ハードコアだ。さらにD.C.は精神面でもパンクを進化させた。70年代のパンクのDIYスピリットを徹底して自主的なレーベルやライヴの活動を展開し、文句を言うだけでなく自らポジティヴなライフ・スタイルも実践。ダーティなイメージが強かったパンクの価値観も塗り替え、ハードコアにまつわるマッチョなアティテュードとは別のアプローチで攻め、パンクとオルタナティヴ・ロックの橋渡しもした。そういったD.C.の80年代の流れを、当時のライヴ映像を絡めながら多数の当事者たちがほぼ総出演して綴っていく映画である。 解説:行川和彦
【コメント】
ワシントンDCという土壌に飛んで来た「パンク」の種がどうやって開花して新しい種を生んでいったかを実証するドキュメンタリー。今の時代のロックに繋がる数々のキーワードを理解するには打って付けの、まるで辞書のような映画です。そして先生たちは決まってこう言います。「いつどこで誰でも何でも始められるんだぜ」
-川口潤(映画監督)
ユース・カルチャーって何なんだろうか?その答えのひとつがココにあるのかもしれません。だから、オレも自分自身の答えは、自分自身で出さなくっちゃって、ね。もうひとつ。写真集「BANNED IN DC」に写っていた若者たちのその後の人生も透けて見えてくる、青春映画としても楽しめました。ごめんなさい、もうひとつ。レボリューションサマー、ツアーに行ってて体験しそびれる、とか。最高にリアルでシビれる話、てんこ盛りでした。早く、友達と話がしたいです。
-サイトウジュン(YOUR SONG IS GOOD)
見ていて大変勉強になりました。ワシントンDCでは当時、こういうことが起こっていたんだ! 1991年11月に大阪のサンホールでFUGAZIのサポートとして少年ナイフが演奏しました。その時はFUGAZIの事を知らなくて、パンクバンドだって聞いていたから、雰囲気を合わせるために当日の我々の衣装はRAMONESみたいな格好にしようとレザージャケットとTシャツにしました。後で彼らはストレイトエッジだと聞いて、革ジャンは場違いやったかなと思いました。でも、ライブ後Ianさんとしゃべってたら、そんなことどうでも良くなるぐらいに親切な人でしたが。監督さんからの視点ではありましょうが、このような形で80年代D.C.パンクの記録を残すことができているのは素晴らしい。
-なおこ(少年ナイフ)
アメリカ政府のおひざ元でパンクを塗り替えたリアルDIYパンク・ドキュメンタリー。
-行川和彦(音楽評論家)
自分で考えて、自分で作る。自分で選択して、自分で行動する。いつの時代も本当にオモロいものは全て手作り。だから俺達みんな、マッケイ師匠仕込みの手作り職人だ。
個性で走り出せ。自在に駆け抜けろ。
-吉野寿(eastern youth)
スタッフ
脚本・監督スコット・クロフォード
撮影・編集ジム・サー
インタビューイアン・マッケイ(マイナー・スレット/フガジ)
デイヴ・グロール(スクリーム/フー・ファイターズ)
ヘンリー・ロリンズ(S.O.A/ブラッグフラッグ)
J・マスシス(ダイナソーJr.)
サーストン・ムーア(ソニック・ユース)
and more
ライヴ映像(アーカイヴ)バッド・ブレインズ、マイナー・スレット、ガヴァメント・イシュー
スクリーム、ヴォイド、フェイス、ダグ・ナスティ、ブラック・マーケット・ベイビー
ライツ・オブ・スプリング、マージナル・マン、フガジ
and more
※初回限定、初回生産などの表記がある場合は、無くなり次第終了または通常盤に切り替わります。また、仕様は予告なく変更する場合がございます。